夫婦関係を維持するには、話し合うことがすべてではない(国際結婚夫婦の友人から得た教訓なんですけど)
今日は私の友人夫婦の話を書いてみたいと思います。
私の某友人夫婦、ここでは友人の方をA子、友人の旦那さんをBさん、としておきましょう。
AさんとBさんは国際結婚夫婦。
付き合っている頃から、A子は、何かと、Bさんの行動や考え方の違いに怒ることが多く、怒ると、友人の私に相談します。
当時、私とA子は一緒に住んでいたこともあって、毎晩、A子の怒り(愚痴?)を聞く毎日でした。
A子は、私の目の前でも、よくBさんに対して怒っていたのですが、次がポイント!
A子は、Bさんの国の言葉で怒れる程、Bさんの国の言葉を話せませんでした。
そこで、怒るときは日本語で怒っているわけです。
Bさんが、「どうしたの?」と聞くと、A子は怒っていたにも関わらず、笑顔を向けます。
Bさんにしてみれば何が起こっているのかわからないわけですが・・・そうこうしているうちに、なんとなく怒りも冷めてくるのでしょう。
(そこがA子の良いところでもあります。)
あれだけ、当時、毎日のように、「も、Bとは続けられない。考え方の根本が違う。」と言っていたわけですが、その二人は結婚して、今、現在も仲の良い夫婦。
今ではBさんも日本がよくわかるので、A子は日本語で文句を言うことはできないわけですが、それでも、二人は仲良くやっています。
そこで、学んだこと。
やっぱり、夫婦の間って、何でも話し合えなければならない、というわけではないということ。
ときには、曖昧にしたり、ごまかしたりすることも大切なのでは、と。
そして、怒りの赴くまま、相手にその怒りをぶつけるのはいけない、ということなんです。
二人は、言葉が通じないせいで、会話さえ、ろくに通じ合えないことも多かったのですが、それでも乗り越えて、夫婦のまま。
そんな関係も夫婦の関係のあり方なのではないか、という気がしています。